ウォーハンマー 40,000をはじめる
ゲームズワークショップ社の2大メインコンテンツの1つ。
『そこは戦争だけが残った、過酷なる暗黒の遠未来』
公式のキャッチコピーにもある通り、無慈悲で残酷な世界観が特徴のダークSFファンタジーミニチュアゲーム。
銀河中のあらゆる場所でいつ終わるとも知れない戦争が繰り広げられており、安息の地などどこにも存在しません。
この宇宙では全ての勢力がヒーローであり、ヴィランでもあります。
ウォーハンマー40,000は、人類が宇宙に進出してから4万年後、暗黒の41千年紀を舞台に繰り広げられる、様々な種族の戦いをテーブル上で再現するターン制のゲームです。
ミニチュアやユニット(複数の兵隊で構成された部隊)がそれぞれポイント(コスト)と能力値を持っており、それらをプレーヤーが各自編成して対戦します。
このページでは、ウォーハンマー 40,000をゼロからはじめる際に必要な物や、楽しく続けるためのアイテムを紹介します。
絶対に必要なもの
コアルール
ウォーハンマー 40,000の基本ルール。
プレイヤーが各ターンで行える、ミニチュアの移動、攻撃方法などの戦闘の手順や、後述のデータシートの見方や、各種ルールブックに共通する用語などの説明が記載されている。
2021年現在、ゲームズワークショップ公式ホームページより無料でダウンロード出来るほか、ウォーハンマー 40,000のスタートセットや、バトルボックスなどにも冊子が封入されている。
ミニチュア
ウォーハンマー 40,000をプレイするために必要な駒。
1箱に複数のミニチュアが入ったユニットボックスや、大型モデル1体のみが入ったもの、1つの勢力で遊ぶために必要な様々なモデルが入ったお得なボックスセットや、対立する2つの勢力が入ったバトルセットなどがある。
どれも未組立・未塗装のプラモデルなので、組立にはニッパーなどの工具が必要となる。
ゲームをする際に必要なミニチュアの数は、遊び方やルールによって異なる。
ダイス、インチメジャー
ウォーハンマー 40,000をプレイする上で最も重要なアイテム。
このゲームでは、兵の進軍のスピードや攻撃の成功不成功、装備している武器の効果やダメージ値など、ゲーム中に起きる様々な出来事を、主に六面体ダイスを使って判定する。
また、使用するミニチュアによって移動出来る距離や攻撃の範囲が異なり、それぞれが数値で表されている。これらを実際のテーブル上で測って判定する際に、インチメジャーが必要になる。
専用にデザインされた物も販売されているが、ダイスは1~6の数字がわかるもの、メジャーはインチ表記のあるものであれば良い。
データシート
データシートは、ウォーハンマー 40,000で使用するミニチュアの能力が記載されたデータシート。数値で表された武器の威力(主にダイスを使う)や、特殊能力を用いて対戦する。ゲームにおけるミニチュアの簡易的なコスト(パワーレート)も記載されている。
ミニチュアが所属している勢力についての詳細なルールの載った書籍「コデックス」や、ミニチュアの組立説明書などでも確認することが出来る。
ゲーム体験を豊かにするもの
コデックス
コデックスは、ウォーハンマー 40,000の世界に登場する勢力や種族をゲーム上でより深く再現するための書籍。
所属する兵のデータシートの他に、ゲームで使用出来る特殊なサイキック能力や、アーミーが使うことの出来る策略なども記載されている。
ゲームのルールだけでなく、その勢力のウォーハンマー 40,000の世界における設定や物語などが、美麗なイラストとミニチュアの写真と共に紹介されており、コレクション性が高いのも魅力。
コアブック、チャプター・アプルーヴド
ウォーハンマー 40,000のゲームを拡張するためのルールブック。
勝利条件の違う様々なミッションなどが収録されており、ゲームプレイの幅を大きく広げるだけでなく、より競技性の高いルールで遊ぶためのガイダンスやプランが記載されている。またチャプター・アプルーヴドには、兵毎の追加オプション(兵装や武器など)のポイントコストもここに記載されており、毎年更新されている。
洗練された形でルールが更新されるので、アクティブなプレイヤーには必携の書となっている。
キャンペーンブックや書籍
ウォーハンマー 40,000のゲームを拡張するためのルールブック、物語。
舞台となる暗黒の遠未来における、歴史を揺るがすほどの戦いや出来事についての物語にくわえ、それらをテーブル上で追体験するためのゲームルールなどが収録されている。
ゲームのルールと完全に切り離された小説も発売中。
シタデルカラー
暗黒の遠未来を生きる魅力的なミニチュアをペイントするのに適した水性の塗料。
溶剤を使用せず、水だけで薄めることが可能、臭いもないので、フィギュアの塗装にはじめて挑戦する人も安心して使用出来る。ほとんどが筆塗り用にデザインされている。
ミニチュアの箱や関連の書籍には、使用したカラーやペイントの手順などがしっかりと紹介されているため、少しのコツさえつかめば、自分が塗り上げた、世界にひとつだけのオリジナルミニチュアのペイントを存分に楽しめる。
ゲームテーブルと対戦相手
ウォーハンマー 40,000は、各種ミニチュアに加え、そこそこの広さがある平らな場所が必要とされるため、快適なゲームプレイのためにはある程度の場所も求められる。
また、ゲームに使用する駒としてのミニチュアだけではなく、ウォーハンマー 40,000のエピックな戦いをテーブル上で再現するための魅力的な建物や情景のモデルも販売されており、臨場感のあるプレイとSNS映えには欠かせないアイテムとなっているが、いかんせん値段も高い上にとてもかさばる。
東京都文京区千石にあるジャイアントホビーには、これらがほぼ完璧に揃った常設のテーブル4卓に加え、ペイントブースやビール、ソフトドリンク、ホットドッグ等を楽しむスペースを完備。
定期的に開催されているゲームデイの他にも、対戦相手を募集して探すことの出来るコミュニティツールもあるので、是非とも利用したい。
スタッフの一言
もう一つのメインコンテンツである『ウォーハンマーAoS』と比較した場合の特徴として、あらゆる武器やオプションにまでコストが設けられていることが挙げられます。
モデル単位での細かい調整が可能であり、プレイヤーの戦略的な好みやミニチュアの見た目の好みに合わせた多彩な編成ができるため、「世界にひとつだけのマイアーミー感」を増幅させてくれる大きな要素となっています。
また、SFの世界観なだけあって、多種多様な射撃による攻撃のウエイトも非常に大きいです。
不用意な位置取りをするとどんな強靭なユニットでも簡単に壊滅しかねないため、情景モデルの上手な利用なども勝敗を分ける大きなカギになります。
「この位置なら射線切れてるかな?」と、モデルの高さに目線に合わせて確認をしながらユニットを動かすのも、ミニチュアゲームならではの楽しい要素ですね!
『ウォーハンマー40k』は発売からかなりの歴史を誇るゲームであり、(ベテランですら悲鳴をあげるほどの)新製品のリリース速度も相まって、ミニチュアの種類も膨大です。
製品リストを眺めれば、お気に入りのアーミーやミニチュアがきっと見つかるはず!
それと同時に、この膨大な選択肢の多さは初心者にとって大きなハードルとなるのも事実。
ジャイアントホビーではそういったお悩みにも全力でサポートいたしますので、お気軽にご相談くださいね!
スタッフ ミウラ